喘息性気管支炎
小児、特に3歳以下で長引く咳、いったん落ち着いても咳が繰り返す場合は喘息(喘息性気管支炎)の場合があります。
喘息は最初、鼻がでるので風邪と誤解されますが、2~3日すると咳がひどくなってきます。
1日のうちでは、日中よりも夜間(早朝)の方が咳がひどくなります。
風邪を引いたときに一緒に喘息の発作が起きたり、風邪を引いていなくても季節の変わり目に咳がでるようになります。
喘息の患者さまは気温や気圧の変化に敏感といわれています。
6歳未満で発症した喘息は成人になるまでに60%の方は治癒するといわれています。
10歳以上で喘息と診断された方は、「大人の喘息」に近いと考えられます。
<気管支炎と診断されたことがある患者さまへ>
鼻水が出た後、咳が(特に夜間・早朝)みられるようになったら、風邪の治療ではなく、気管支炎(喘息)の治療を検討しましょう。
喘息は夜間に悪化することが多いので、夕方の段階で咳が出ているようであれば、早めに小児科医の診察を受けてましょう。
春・秋などの季節の変わり目、梅雨時、台風シーズンなどは喘息の症状が悪化しやすい時期です。場合によっては、喘息を予防する治療を検討しましょう。
<喘息は放置してはいけない>
慢性的に咳をしていても、生活に支障がなければ放置している方も見受けれらます。
喘息はいつも同じ症状であるとは限りません。時として、呼吸困難をきたして命に係わることがあります。
喘息はアレルギーによる気管支の炎症であり、その場しのぎの対応で炎症が慢性化した場合、どのような治療に対しても効果が低くなることがあります。
現在の治療は喘息を治すものではありませんが、気管支の炎症を抑えることにより喘息の治療薬への反応が低くならないようにすることができます。
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