乳児健診のご案内
お子様の栄養状態や発育、発達のチェックのため乳児健診を受けましょう。
栄養状態の評価は普段の診察ではなかなかできません。
乳児健診の機会に体重を測定して評価しましょう。
臍ヘルニア、股関節脱臼、停留精巣、陰唇癒合などの病気は、
乳児健診の機会に発見されることがあります。
生後1~3か月健診
- 1か月健診はできるだけ出生した病院でお受けになることをおすすめします。
- 里帰り分娩などで横浜市以外で出産され、1か月健診を当院でお受けになることも可能です。
- 横浜市に住所があり、横浜市以外の病院で1か月健診を受診され、市が発行する生後1~3か月の健診券を使用していない場合、当院で公費による乳児健診を受けることができます。
- 産婦人科で心雑音を指摘され、まだ小児科の医師の診察を受けられていない場合、速やかに小児科の医師の診察を受けることをおすすめします。
- おへそがじくじくしている、おへそが飛び出ている場合は、当院の医師にご相談ください
生後4か月健診
- 横浜市にお住まいの方は、生後4か月に区役所等で集団健診があります。
- 心雑音、臍ヘルニア、乳児アトピー性皮膚炎、斜頭症などの病気が見つかることがあります。
- おへそが飛び出している、湿疹がなかなか治らない方は、当院の医師にご相談ください。
- 乳児アトピー性皮膚炎は、乳児湿疹と誤解されているケースが多いようです。
生後5~8か月健診
- 横浜市にお住まいの方は、生後5~8か月に公費による乳児健診が市内の医療機関で受けられます(個別健診)。
- 生後7か月での健診をおすすめします。
- 離乳食の導入が遅れている方で、慢性的な下痢が見つかることがあります。
- また、食物アレルギー、乳児アトピー性皮膚炎、鉄欠乏性貧血、股関節脱臼、停留精巣、陰唇癒合、先天性皮膚洞などの病気が見つかることがあります。
生後9~12か月健診
- 横浜市にお住まいの方は、生後9~12か月に公費による乳児健診が市内の医療機関で受けられます(個別健診)。
- 生後10か月での健診をおすすめします。
- 早期断乳による体重増加不全、便秘症が見つかることがあります。
- また、運動発達遅滞、頭囲拡大が見つかることがあります。
- ワクチンの接種漏れがないかをチェックします。ヒブ、小児用肺炎球菌、四種混合3回、B型肝炎3回、BCG1回が終了しているかを確認します。
1歳6か月健診
- 横浜市にお住まいの方は、1歳6か月に区役所(保健所)で集団健診があります。
- 運動機能の発達を評価します。一人歩きができない場合、何らかの病気が見つかることがあります。
- 言葉の発達の評価を行います。意味のある単語が3つ以上言えない場合は、言語発達が遅れている可能性があります。
- 教科書的には大泉門は1歳6か月までに閉鎖することになっています。但し、健康な方でも閉鎖の遅延はよくみられます。
- 断乳後も女児の乳腺の腫大が続く場合、卵巣機能亢進症の可能性があります
川崎市にお住まいの方の乳児健診
- 川崎市にお住まいの方は、当院では公費による乳児健診はできません。
- このホームページ記載されているような病気がご心配な場合、当院では健康保険による診察としてお取扱いさせていただきます。